みなさん、小さい頃にアリの行列を眺めたことはありませんか?
地面に落ちた甘いものに寄ってくるアリ…
虫の死骸を運ぶアリ…
大人になったら、そんなアリたちを見ることがなくなりましたよね。
と言いたいところですが
もしかしたら、雨漏りをしている家に住んでいる人は気付かないところで
アリと一緒に生活しているかもしれません。
そのアリの名は、シロアリ。
今回は、あなたの大事な家を食うシロアリの怖さを伝えたいと思います。
家の何処が雨漏りをしていると思う方は絶対に見てくださいね!
地球上で最も数の多いシロアリは木が大好きな昆虫
おそらく、シロアリを肉眼で見た人は少ないのではないでしょうか。
しかし、実はシロアリは地球上で最も数が多いとされている昆虫なんです!
そんなシロアリの大好物は木!なぜなら、木にはセルロースという栄養素が含まれていて、シロアリが生きるためには、セルロースが必要不可欠だからです。
ところで、みなさん!
木がどのようにして土に還るかを知っていますか?
実は、木が土に還るには、シロアリが必要なんです。
シロアリが木を分解し、土に還るんです。
このことから、シロアリは“森の分解者”と呼ばれています。
シロアリは湿気も大好き!
シロアリの大好物が木というのは分かりましたね。
実は、もう一つシロアリが大好きなものがあります。
それは、湿気です!
湿気は、シロアリの繁殖要因とされていています。
一年を通して最も湿度が高い時期は、梅雨ですよね。
そして、梅雨は虫が発生する時期でもあります。
コバエ、ダニ、ゲジゲジ、ムカデなど
こうやって書いているだけでも嫌になるくらいの昆虫たちです。笑
しかし、実はここにシロアリも加わるんです。
湿気+木材=シロアリは雨漏りしている家が大好きだった!
もう気付かれている方もいると思いますが、シロアリにとって雨漏りをしている家は最高の食べ物です。
特に木造建築の住宅は様々な種類の建築がある中で、一番好みます。
基本的に、雨漏りをしてしまった材木部分は常に濡れた状態になっています。
そして、濡れた材木にシロアリは巣を作り、食べてボロボロの状態にしていってしまいます。
濡れた木材部分の耐久性は、ただでさえ雨漏りの影響で下がっています。
そこに、シロアリが集まってしまうと地震などの自然災害があった時に住宅が崩壊してしまうこともあるんです。実際に、1995年に起きた阪神淡路大震災では、シロアリ被害による建築物の崩壊が一番の要因だった報告されています。(1995年(平成7年)1月17日阪神淡路大震災発生 – 産経新聞)
シロアリは地球上に必要不可欠ですが、住宅にはいりませんね…
雨漏りをしているかな?と少しでも思ったら、すぐに専門業者に連絡を!